ぜんまいぷぺぶろぐ

嘔吐の国の姫であり人形

つめがないうた

外の空気を吸いたいと

外に出る前に確認したの

地面は濡れてる空からは

何も降ってはいないのに

コンクリートの上を

ぜんまいじかけのつもりで歩く

昼なのに暗闇だ

みんなさしてる傘を見て

忘れた私の手を見たら

爪がなかった

爪がなかった

置いて来ちゃったんだ

大事なものだからなくしちゃいけないよってあんなにお母さんに言われてたのに

なくした、なくした

綺麗なものほしかった

口がついてる綺麗なもの

さびしくならないように

集めて部屋に飾っても

綺麗なものたち話さない

口はにせもの目はガラス

私のなにかをあげるから

私のそばにずっといて

外の空気を吸ってきて

暗闇を部屋にいれた